糖尿病

糖尿病の検査入院で行われる検査とは

糖尿病には、重症になった場合の入院のほかに、集中的に検査が必要な場合や、通いでは負担が大きい場合、検査条件が満たせなかったりする場合のための検査入院と生活習慣の改善ができない人のために改善方法を教えてもらうための教育入院があります。このうち検査入院は、糖尿病の検査は血糖値を測るだけだと考えている人には何故と思うかもしれませんが、糖尿病には様々な検査があり、集中的に行ったほうが効率が良かったり、1日を通して行うような検査も有ります。

検査入院は、通常は糖尿病の発症時に行われます。多くの場合、教育入院も兼ねて2週間程度で行われ、最初の3日から1週間程度が検査入院、残りが教育入院になります。検査入院で行われる検査としては、基本的な検査として血糖値、尿糖、蛋白尿などを一日を通して測定し、どういうときにどのような変化が見られるのかということを診断します。通常の健康診断などでは空腹時の血糖値しか測りませんが、この検査であれば食後の変化なども見ることが出来ます。

次に眼底検査での糖尿病性網膜症の発症、腹部エコーによる糖尿病性腎症の発症など様々な糖尿病の合併症の併発状況を集中的に検査することになります。これ等の検査で、糖尿病の状況と合併症の状況を確認して今後の治療方針に反映させます。これによって立てられた治療方針が検査入院と教育入院の期間を通じて行われ、必要な事柄については患者に指導されます。最終的のこの治療によって症状の改善が見られるようになるまで、入院が継続されることもあります。

入院中はもちろん厳しい食事療法が行われますので、残念ながら付いて行くことが出来ず、隠れて間食を始める患者が沢山いますが、検査ですからてきめんに数値に表れることになってすぐにバレてしまい没収されます。しかし最後にはこういうことも無くなって血糖値は安定し無事退院ということになります。出来れば最初からおかしなことはせず、はやく安定させるために我慢したほうが良いと思います。これから入院する場合は気を付けて下さい。

問題なのは退院後に検査入院で決められた治療方針を守っていけるかということです。せっかく厳しい入院期間を終えても退院したら元に戻ってしまったのでは元の木阿弥です。この為には強い意志が必要ですが、もし自信の無いという人は、家族や周囲に居る人に治療方針から外れそうになったら、怒ってもらうとか、外れないように協力してくれるようにお願いしておきましょう。せっかくの検査入院ですから無駄にならないように退院後も頑張ってください。

糖尿病診断に用いられる各種検査

糖尿病改善のための生活習慣の見直し

糖尿病は生活習慣病といわれるように、糖尿病の発症には生活習慣が重要な役割を果たしています。では生活習慣を改めれば糖尿病は治るのかと言うと、一度発症してしまった場合には、膵臓のインスリンを作り出すβ細胞が死んでしまい数が減ってしまっているため、再生医療が進んでβ細胞を新たに作れるなら別ですが、減ってしまったものは元には戻りません。したがってインスリンを正常には作り出せませんので残念ながら完治は出来ません。

では頑張ってもしょうがないのかと言うと、生活習慣を見直すことによって、糖尿病を改善させることは可能です。特に改善しない場合には糖尿病が進むだけではなく様々な合併症を併発することになりますので、選択肢は無く待ったなしで生活習慣を改善していくしか無いのです。そこで必要なのが今までの生活習慣の見直しです。糖尿病になっている場合、ほとんどのケースでは多かれ少なかれ肥満体だと思いますが、まず何で肥満体になってしまったのかを考えましょう。

様々な原因が考えられますが、食べすぎや運動不足、乱れた食生活、ストレスなどが考えられます。先ずは自分の生活を見直してみて、原因になりうると考えられるもののリストを作りましょう。リストを作ったら診察のときに医師に見せ、実際に原因と考えられるものを選んでもらって、その改善について意見を貰ってください。その意見も加味して自分の生活改善の方法を考えることにしましょう。仕事などの関係で、改善することが難しい場合には医師に相談してみてください改善案が出てくるかもしれません。

生活の改善点が決まったら具体的な実施計画を立てましょう。食事療法や運動療法はそれなりにやり方はわかってきますが、時間の乱れなどはどのように克服していくのか、ストレスの解消方法は何をするのかなどを考えておきましょう。食事療法はもちろんですが、改善点によっては家族や周囲の人に協力を仰ぐことも必要になるため、それらの了解を貰っておくことも忘れてはいけません。

もう1つ重要なこととして、生活習慣の改善は非常に大変で途中で挫折する可能性も有りますから、そういうときに叱咤してくれる人も探しておきましょう。できれば頭が上がらないような怖い人がいいでしょう。とにかく後に引けないような状況を作っておくことが大切です。環境が整ったら、とにかく計画通りに進めてみましょう。見直しをすることは必要ですが、安易に変更はしないようにします。暫くすれば馴れてきますから、それが普通だと思えるようになるでしょう。

糖尿病食はダイエットにも効果的な健康食です

糖尿病の食事療法は摂りすぎているカロリーを抑えるための低カロリー食です。多くの場合糖尿病の引き金は肥満ですが、この低カロリー食によって肥満状態を解消し、血糖値をコントロールできるようになります。この低カロリー食は医師が指導すると言うこともあって量は抑えられていますが栄養バランスは科学的に考えられており、満遍なく栄養を補給することが出来るようになっています。ここまで読んできてこの食事何かに役に立つと思いませんか。

そうですダイエットです。通常ダイエットする場合、本やインターネット上の記事などのダイエット成功例を参考にして自分で行うことになります。しかし往々にして、こういうものは極端な食事制限とか、運動を使うもので、確かに痩せるかもしれませんが、からだの他の部分には大きなストレスが溜まってしまうものです。このためこれを止めるとリバウンドしてしまうなど弊害が現れてくる場合も珍しくありません。悪くすると拒食症など病気になってしまうことも有ります。

この2つを考え合わせると、肥満状態を解消すると言う点で共通しており、せっかく無理のない科学的な食事方法があるわけですからダイエットにおいて糖尿病食を使わない手は有りません。そこでダイエットをしてみようと言う人は無理なダイエット例を探すのではなくて、糖尿病の食事療法の方法を調べてみてはいかがでしょうか。糖尿病で使う食品交換表は市販されていますので手に入りますし、様々な解説本も出ていますので、下手なダイエット本を購入するよりもずっと役に立つでしょう。

ただしいくら科学的に考えられたものであってもやりすぎは良くありません。糖尿病患者でも症状にあわせて、摂取カロリーを決めていますので、ダイエットを行う場合は別に症状が出ているわけでは有りませんから、一番軽度な場合を想定してメニューを作り、少しづつカロリーを減らして、痩せられるところを探してみてはいかがでしょう。いきなり厳しいカロリー減を狙っても、続かない可能性が高いので、少しづつ体を慣らして行きましょう。

本来であれば一度医師に相談してみることが勧められます。太る原因がカロリーの摂りすぎとは限りませんので、なぜ太ってしまうのか原因を追究することから始めたほうが、結果的に効果のあるダイエットが出来る可能性が有りますし、思わぬ病気が潜んでいたと言うようなことも考えられます。また体型を気にして無理なダイエットを行う人も多いですが、傍目から見るとかえって体型を崩しているように見えますので、良く考えて行いましょう。