糖尿病

糖尿病患者の果物の食べ方

糖尿病の患者の場合、血糖値が高いのだから糖分の摂取はいけないと言われます。果物には果糖が有るため、やはり摂取は良くないと言われることもありました。しかしある調査によると温州みかんを沢山食べる人ほど糖尿病の発症率が低くなると言うものが有ります。したがって果物の場合、この結果だけから言うと摂ったほうが良いとも言えるので、単に果糖を含むからと言って、糖尿病に悪いとは一概に言えないようです。果物が好きな人には朗報かもしれません。

GI値と言うものが有ります。日本ではあまり注目されていませんが、他の先進国では食事療法のときに注目される数値です。このGI値は血糖値を上昇させやすいものの指標に当たる物で、例えば炭水化物の中でも、GI値が高いものもあれば低いものもあって、低いものはそれなりに摂取しても良いと考えられています。果物の場合果糖は本来であればGI値が高いように思われがちですが、実は低いと言う結果が得られています。したがって、この指標から言えば摂取しても構わないと言う事になります。

ただし糖尿病患者ではGI値はあてにならないと言う報告も有るため、今後の研究が必要です。果糖について調査してみると従来果糖の大部分がブドウ糖に変化し悪影響が大きいと言われることもありましたが、じつは果糖は10%程度しかブドウ糖にならないことが分かりました。つまり同じ量のでんぷんにくらべて半分程度しか血糖値を上昇させないということです。また果物に含まれる食物繊維が大きく影響して血糖値の上昇を抑えていると言われることもありますが、主な理由は果糖にあると言えるでしょう。

果物はその種類によって果糖だけでなくでんぷんを含むものも有りますので、そのようなものは血糖値を押し上げることがあるため、果物ごとに考える必要が有ります。しかし以前のように出来れば食べないほうが良いと言うことは無く、食事指示票に記載された単位内であればまったく問題ありません。ただし、摂取する栄養は他のもので補えるため、果物を嫌いな人が食べないと言う選択をしても問題があるわけではありません。

食べる順番としては、食後のフルーツと言われていますが、栄養の吸収などを考えると炭水化物を最後に持ってくるほうが良いため、最初に野菜類を摂った後、果物は他のおかずと一緒にご飯やパンを摂る前に食べるのが良いでしょう。何かと制限が多い食事療法ですが、量さえ調整すれば食べられ無いようなものはそうそうありません。我慢するのではなく、食材をうまく組み合わせる事によって、食べたいものを食べられるようにして下さい。

糖尿病に有効なサプリメントはあるか

サプリメントの目的は何でしょうか。本来は食事で補えなかった栄養を補給すると言うのが目的であったはずです。しかし最近ではxxに効く、○○に良いなどと栄養補給ではなく、何かの効能があるような宣伝をされるものが出てきており、利用者もその効果を期待して服用しているような部分があります。しかしサプリメントはそもそも薬では無く、健康食品です。そんな効能があれば医薬品になっているはずです。ですからサプリメントに多くの期待をしてはいけません。

したがって糖尿病に有効なサプリメントというものは有りません。あえて効能を挙げるとすれば健康意識の向上といったところでしょうか。つまり医療としての効能は期待できませんが、健康になろうと言う意識を向上させる助けにはなるだろうと言うことです。しかしこれはちょっと方向を調整してあげることが必要です。この場合、健康のためにサプリメントが必要と言うような意識になりかねませんから、食事で取るべき栄養が足りないから、今日だけサプリメントを利用しようという意識に変えてあげることが必要です。

おかしな意識を持つようになると薬よりもサプリメントのほうが効果があると言うような考え方に到達してしまうこともあって、勝手に薬の服用を止めてしまう場合が実際にあるのです。ですから、本来であれば必要な栄養は食事で取ってサプリメントに頼るべきでは無いのです。サプリメントを信奉し糖尿病でもサプリメントの効用を説く人が大勢居ますし、この文を読んで何を言っていると怒っている人も多いと思いますが、一度サプリメントというものの立ち位置を思い出してみてください。

もしどうしてもサプリメントを試したいと言う人は、まず何のために服用するのか、なぜその栄養素が自分には足りていないと思うのかを考えてみましょう。効用についてはまったく無いといえばうそになりますが医薬品に比べれば微々たる物です。ただ薬と一緒に飲んだときに効果を薄めてしまったり、逆に効果を高めてしまったりしないかを確認する必要が有ります。どちらの場合も深刻な事態を招きかねません。このような点について考え、自分で要否を判断するのではなくて、医師に判断を仰いでください。

医師がそのサプリメントの必要性を認めるのであれば、指示に従った服用を行っても構いませんが、おそらく必要性は認めませんので、単なる意識の問題であるならば、止めにしておきましょう。インターネット上にはこうしたサプリメントについての記事が沢山有ります。しかし多くがサプリメントの持ち上げ記事で、信用できるものでは有りません。中にはまじめな考察を記載している所もありますが、埋もれてしまって、どれが良い記事なのかは判断できません。大変残念な状態です。

毎日糖尿病食のレシピを作るのは大変という人の味方

糖尿病を発症するとまず行われる治療が食事療法と運動療法です。糖尿病は生活習慣病ですからこの2つで生活習慣を改善するわけですが、これが糖尿病患者にとっては大変つらい、とくに普段料理をしない人は、家族のご厄介になって、低カロリー食を用意してもらうか、自分で料理を始めなければならない事態になります。しかも指定された単位の食材でレシピを考える必要があるため、そんなことは出来ないと言う人も多く、放置状態になってしまうことも有ります。

しかし、これをしっかり行わないと糖尿病は進行してしまいますから、何とかしなければなりません。そこでそういう人の味方になるのが、まずだれでも利用できるのが糖尿病食のメニューをまとめた書籍です。糖尿病の歴史は長いですから、先人がいっぱいメニューを考えそれぞれにレシピを残して行ってくれています。これをそのまま使ってもいいし、単位にあわせて食材を替えたりしてアレンジしても使えます。まず1冊用意しておきましょう。

インターネットを使える環境にあれば、糖尿病用のメニューをレシピ付きで公開しているサイトが沢山有ります。これも書籍と同じように、利用できます。また自分なりにアレンジしたら後の患者のためにレシピを公開することも出来ます。積極的に利用しましょう。注意が必要なのはインターネット上の情報は場合によっては削除されることも珍しくありませんので、一度利用したレシピは、一応保存しておくとあとで役に立つこともあります。

今まで外食ばかりで、自炊などしたことがないという人は、この際、少づつ料理の勉強をしたほうが良いと思います。外食するにしても、最近では各メニューにカロリーが記載されている所が有りますので、そういうところを利用して自分の単位内のメニューを選びましょう。ただし食事指示票のとおりの配分になっている保証はありませんので、なるべく利用回数は減らすように努力してください。料理をやってみるのも良い経験ですし、頭から出来ないと考えるのはナンセンスです。

最後に料理するのもいいけど、一生続けなければならないと考えると気がめいってくるので、たまには息抜きしたい。という場合は、糖尿病食の宅配を利用してみてはいかがでしょうか。最近では多くの人が糖尿病になっており、業者も無視できなくなって、採算にものりそうだと言うことで、このようなサービスを展開している業者も増えてきました。週に2~3度使って楽をするというのも良いのではないでしょうか。まずはお試し版を頼んでみてください。