糖尿病

糖尿病の皮膚合併症の病気にはどんなものが有るか

糖尿病には糖尿病が引き金となって全身に様々な合併症を発症します。特に有名なのが3大合併症と言われるものですが、この他にも血管合併症などは特に危険で有名です。しかし合併症はこれだけではなく皮膚に発症する様々な病気も有ります。これらは皮膚合併症としてまとめられており、皮膚合併症は糖尿病患者の約30%に見られます。糖尿病は内臓疾患だと考えている人は考えを改めて、合併症は体中に現れるものだと言うことを憶えておきましょう。

皮膚合併症で有名なものとしては、まずリポイド類壊死症があります。リポイド類壊死症は主に下腿に丸い形の大小さまざまな橙色の斑点ができ、たまに潰瘍化することがあります。糖尿病は自覚症状に乏しいため、糖尿病と気付かず、この斑点を皮膚科で診てもらって初めて糖尿病が判明することもそんなに珍しいことではありません。この症状は糖尿病による微小血管障害が原因と考えられていますが、未だに詳細については分かっていません。

次に糖尿病性浮腫性硬化症があります。糖尿病性浮腫性硬化症は首筋から肩にかけて皮膚が厚く硬くなり、これが拡大していき、肩こりや首の運動障害が伴うことが多いようです。硬くなった皮膚は摘むことが難しくなり、指圧痕が残らないことがしばしば特徴として挙げられます。症状の改善には糖尿病の改善がまず先決になります。

3つめは糖尿病での足の症状が挙げられます。糖尿病は神経障害があるため痛みを感じにくく、足をぶつけても痛みに気付かず、ぶつけ易く見落とし易い足では傷が出来てもそのまま気付かないこともあります。それでも通常はちょっとした傷などはすぐに治ってしまいますが、糖尿病では血管障害のため栄養が回らず傷がなかなか治らない場合があります。そのうちに傷が拡大して潰瘍になってしまうことがあり、壊疽を起こして切断が必要になることもあります。

さらに糖尿病の血管障害などで栄養がいきわたらず、細胞自体が弱ってしまい、様々な感染症に弱くなってしまうことがあります。例えば単なる水虫であっても、感染する機会は普通どおりですが、なかなか治らず広がっていくことも有りますし、皮膚カンジダ症、蜂巣織炎などの感染症への感染がよく報告されています。これらの感染症に感染した場合、血糖値が上昇してしまう場合も有り、糖尿病自体が悪化することも珍しく有りません。

この他、皮膚に関連する合併症としては環状肉芽腫、糖尿病性黄色腫、Dupuytren拘縮などが挙げられています。どんな合併症もそうですが症状が進んでしまうと、大変治りにくくなりますので、糖尿病自体を早期発見して合併症をおこさないようにする努力と、合併症を発症したとしても、軽度のうちに治療に入れるように気をつけておくことが重要です。

糖尿病の血管合併症の病気にはどんなものが有るか
糖尿病の下肢合併症の病気にはどんなものが有るか

糖尿病の民間療法はほとんど効き目は無いと思いましょう

病気の治療には、学術的に認められた治療と民間に伝承のように伝わるものや、誰かが勝手に考えた民間療法があります。通常糖尿病の治療とされるものには食事療法、運動療法、薬物療法があり、医師の指示に従ってこれらの療法を使って治療を行うことになります。食事療法や運動療法はそれまでの生活習慣を変えることになるために、かなり厳しいものになり、かつ糖尿病は完治が見込めないためにこれを続ける必要が有ります。このため途中で挫折やそもそも放置している人もいます。

しかしそのような場合には、徐々に糖尿病は進行していきますので、心理的にも追い詰められていきます。そこで登場するのが民間療法です。民間療法というのは重病になればなるほど、多くのものが登場してくるもので、インターネットで検索すれば分かりますが糖尿病においても短期間のうちにインスリン注射から抜け出せたとか、治らないはずのものが治ってしまったとか、大変魅力的な言葉で巧みに患者を誘惑してきます。

病気と言うものは、どんな場合も治りそうにないものがたまたま治ってしまうと言うことが有ります。これが民間療法の元になることがあって、たまたま症状が改善した例であっても、そういう例をことさら強調して宣伝したり、悪い場合にはまったく根拠の無いものまで存在します。

しかし糖尿病の症状と言うのは、膵臓のβ細胞の機能が弱って、ついにはβ細胞が死んでしまうためにインスリンの分泌が悪くなることから発症する病気であるため、弱ったβ細胞は治せたとしても、死んでしまったβ細胞は治ることはありません。したがって弱ったものが回復したとしても、死んだものがある以上、完全に元には戻せません。つまり完治は無いのです。これが理解できていれば軽々しく完治したなどとは宣伝できないのですが、そういうことを知らない人につけ込んでいるようにしか見えません。

民間療法を薦めている人は、本気で治ると信じている人も多いため、一種宗教のようなもので、その療法を広げたいと考えています。食事療法や運動療法についていけなくて藁をも掴みたい人が、もっと楽に治せるというような話を聞けば飛びつきたくなるのは分かりますが、そういう特異な例もあるんだな程度に考えておかないと、その民間療法を行っている期間に、さらに症状が進んでしまうのが落ちです。手を出すのははっきり言って、最悪の選択になります。

場合によっては、お金儲けのために、治る根拠も無く最初から騙す目的で、誘惑してくる場合もあります。この場合さらに甘い言葉で誘ってきますので、コロっと騙されてしまう人もいます。もちろん効果はありませんので騙されないようにしましょう。

糖尿病患者が外食で注意すること

糖尿病患者は食事療法を行う必要があるため、本来であれば外食は避けて、決められた単位のメニューを作って料理したほうが良いのは言うまでも有りませんが、そうかといってまったく外食できないと言うのでは社会生活を行っていくのが難しくなるのも事実です。したがって時には外食も出来るように柔軟な食事療法を考えておく必要が有ります。ただし、たまには羽目をはずして食べ放題などと言う考えは絶対に持ってはいけません。それこそ首を絞めるだけです。

以前は外食の場合、どの程度のカロリーか分かりませんでしたから、これはカロリーが高そうとか低そうとか適当に判断するしか有りませんでしたが、最近ではカロリー数を表示しているお店も有りますので、糖尿病の患者の場合、必ずそういうところを利用するようにしましょう。そうすれば各メニューのカロリーが分かりますので、80で割って単位数に直し、自分のその食事の単位数以内であれば、そのメニューを食べることが出来ます。

ただし、この場合は利用している食品の量は分かりませんので、自分にとってバランスが良い食事かどうかの判断は出来ません。ですから制限単位内だからといって外食ばかり摂るというのは決してお勧めできるものでは有りません。あくまで止むを得ない場合か、たまの楽しみとして、コントロールできる範囲内で家族と一緒に外食を摂るという程度で利用するようにしましょう。職場の同僚などには予め説明しておいて、無理な誘いはしないように言っておきましょう。

外食のようには行きませんが、マンネリ化してしまった食事をたまには変えたいと言う人には、糖尿病食の宅配を利用してみることを勧めます。個人個人に合わせるまでは行きませんが、糖尿病食ですから、食品のバランスまで考えられており、プロの業者がやっていますのでそれなりの物がそろっています。いろいろな利用形態が有りますので、自分に合ったものを選べるのも便利です。お試しメニューのようなものを用意しているところも多いので一度試してみてください。

最近では日本ではおいしいレストランが沢山あることが世界に知られていますが、そういう国に生まれたのになかなか思うように利用できないのは、つらいものがあります。しかし、病気が進行してしまうのも困りますので、やはり利用できる範囲で楽しく利用すると言うことを心掛けましょう。無理に外食を利用してそれがきっかけで、食事療法と運動療法だけでは血糖値を下げることができなくなる可能性だってあるのです。十分注意しながら利用してください。