糖尿病 民間療法

糖尿病の民間療法はほとんど効き目は無いと思いましょう

病気の治療には、学術的に認められた治療と民間に伝承のように伝わるものや、誰かが勝手に考えた民間療法があります。通常糖尿病の治療とされるものには食事療法、運動療法、薬物療法があり、医師の指示に従ってこれらの療法を使って治療を行うことになります。食事療法や運動療法はそれまでの生活習慣を変えることになるために、かなり厳しいものになり、かつ糖尿病は完治が見込めないためにこれを続ける必要が有ります。このため途中で挫折やそもそも放置している人もいます。

しかしそのような場合には、徐々に糖尿病は進行していきますので、心理的にも追い詰められていきます。そこで登場するのが民間療法です。民間療法というのは重病になればなるほど、多くのものが登場してくるもので、インターネットで検索すれば分かりますが糖尿病においても短期間のうちにインスリン注射から抜け出せたとか、治らないはずのものが治ってしまったとか、大変魅力的な言葉で巧みに患者を誘惑してきます。

病気と言うものは、どんな場合も治りそうにないものがたまたま治ってしまうと言うことが有ります。これが民間療法の元になることがあって、たまたま症状が改善した例であっても、そういう例をことさら強調して宣伝したり、悪い場合にはまったく根拠の無いものまで存在します。

しかし糖尿病の症状と言うのは、膵臓のβ細胞の機能が弱って、ついにはβ細胞が死んでしまうためにインスリンの分泌が悪くなることから発症する病気であるため、弱ったβ細胞は治せたとしても、死んでしまったβ細胞は治ることはありません。したがって弱ったものが回復したとしても、死んだものがある以上、完全に元には戻せません。つまり完治は無いのです。これが理解できていれば軽々しく完治したなどとは宣伝できないのですが、そういうことを知らない人につけ込んでいるようにしか見えません。

民間療法を薦めている人は、本気で治ると信じている人も多いため、一種宗教のようなもので、その療法を広げたいと考えています。食事療法や運動療法についていけなくて藁をも掴みたい人が、もっと楽に治せるというような話を聞けば飛びつきたくなるのは分かりますが、そういう特異な例もあるんだな程度に考えておかないと、その民間療法を行っている期間に、さらに症状が進んでしまうのが落ちです。手を出すのははっきり言って、最悪の選択になります。

場合によっては、お金儲けのために、治る根拠も無く最初から騙す目的で、誘惑してくる場合もあります。この場合さらに甘い言葉で誘ってきますので、コロっと騙されてしまう人もいます。もちろん効果はありませんので騙されないようにしましょう。